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青蓮院門跡のイメージ写真

「門前」

京の都誕生にまつわる
格式高き「青蓮院門跡」

Shoren-in Temple

皇室と関わりの深い寺院

青蓮院門跡のイメージ写真

「蓮の襖絵」

青蓮院門跡は、比叡山延暦寺が開かれる際に、僧侶が住む場所として造られたのが初まりで、1150年に現在の場所に建立されました。
また、住職が皇室の関係者によって受け継がれ、大変格式の高い寺院であったということから「門跡」という名前がついています。
入り口にそびえ立つ貫禄ある楠は、樹齢800年と言われています。敷地内には同様の楠が5本あり、長きに渡って、青蓮院門跡の歴史を見守り続けてきたのでしょう。
建物内には、色鮮やかな蓮が描かれたものをはじめとした数多くの襖絵が展示されており、それぞれの部屋で観賞を楽しむことができます。

青蓮院門跡のイメージ写真

「相阿弥の庭」

至る所から望める
庭園

粟田山を借景にし、その山裾を利用した青蓮院門跡の庭園には美しい山麓の環境が生きています。5月上旬には、斜面一面に植えられた「霧島つつじ」が真っ赤に染まる大変美しい景色を見ることができます。
また、庭園の池の中央に置かれた大きな石は、眺めているとどことなく沐浴する龍の背のようにも見えてくるのではないでしょうか。
拝観の際には、建物内の至るところから庭園を垣間見ることができ、様々な場所や角度から建物を介して望める庭園も非常に風情があります。
格式高い寺院ならではの、庭園全体から漂う優雅さを感じられることでしょう。

青蓮院門跡のイメージ写真

「青龍殿」

京の都を一望できる
将軍塚

約1200年前、桓武天皇がこの将軍塚から京都の地を見下ろした際、ここを都にすると決め、京の都の長い歴史が始まったと伝えられています。現在も、将軍塚にある大舞台から一望できる京都市内のパノラマは圧巻で、夕暮れ時には沈みゆく夕日の景色が非常に美しく映えます。
また、将軍塚には、日本の仏教絵画の最高傑作として国宝に指定された「青不動」が保管されている、青龍殿があります。青不動は、燃え上がる炎の中に気迫ある青不動明王の姿が絹に描かれた非常に繊細なもので、現物は温度や湿度を保って大切に保管されているため、精密に複製された青不動が展示されています。
複製ながらも、その迫力を十分に感じることができます。

伝統を守り続ける人の技術

青蓮院門跡のイメージ写真

「華頂殿」

青蓮院門跡では、伝統ある建物や庭園、美術品など全てのものを時代に沿って新しいものを取り入れながら、次の世代へも継承できるように守っていくことを使命としています。
そして、継承していく過程で最も重要なことは、作り手の技術を守ることであると考えられています。それは、文明が発達していくなかで、安価で便利に代替できるものが次々と現れても、長年蓄積されてきた人の技術に勝るものはないと信じているからです。
拝観の際には、青蓮院門跡の歴史や建物と同じように守られてきた作り手の技術も、ぜひ体感してください。

青蓮院門跡

営業時間:9:00~17:00(16:30受付終了)

公式HP:http://www.shorenin.com

〒605-0035
京都府京都市東山区粟田口三条坊町69−1

Google Mapsで見る

最寄り駅:地下鉄「東西線東山駅」下車 徒歩5分
最寄りのバス停:京都市「神宮道」下車 徒歩3分
入場料:大人500円 中高生400円 小学生200円